どってことない帰省 その2
そして、次の日は 親戚の所用で出かけ。
ちょっと時間の埋め合わせに兄弟そろってインターネット漫画喫茶に行きました。上条は一回だけ10年前に行った事がある。
長男はマンガ好きでマンガ喫茶に慣れているが、次男はオタクの「お」の字もない海のサーファー野郎なので、ビルの一角というその図だけでおののく。店内に入ると たくさんの漫画と小分けされている部屋がたくさんある。それは塾みたいだけど、とにかく、すごく暗い!!異様な雰囲気に次男は「漫画を読むのに、なんでこんなに暗いんだよ・・」と鳥肌が立つようで、両腕をさする。明るい図書館の本棚がマンガになっているだけだと思っていたそうだ。
今のネカフェはこんなに暗いものなんだ?やっぱり、ホテル代わりに使う人が多くなって睡眠をとるためなのかな?一緒のペア席というものをとる。マンガ大好き長男は慣れたもので とっとと移動。我らは上の階を言われたので、階を移動する。
そこも、静かで真っ暗な中、キーボードを叩く音が響くフロア。
「うわぁ~・・・・」と未知なる世界に圧倒されて 怖がる次男。
暗すぎて うまく撮れませんでした。パソコンのディスプレイは黒くつぶれたのでアタリを描いておきました。
下は座敷。ちょうどここだけ 上に吹き抜け窓があって、そこから光が少し入ってきたので 他よりずっとこれでも明るい小分け部屋。次男はもう漫画の世界に集中するしかないと ドラゴンボールを一気に借りてきて回りを見ないように黙々と読み始めた(笑)
”クックック サーファー野郎は 我らオタクにおののいてなさい!”と上条、暗さに目が慣れてきて余裕をかましはじめたが、ふと、前にネットで読んだネカフェバイトの店員の話を思いだした。
……ふと、見ると、ティッシュ箱がここのネカフェは用意されている・・・。
マウスやキーボードには絶対 さわらないぞ(汗)・・・と思いつつ、上条も、一番近くにあった本棚からマンガを持ってきて読む。2時間経過して、引き上げる時がきた。さて、一階また下がるか~。
すると、通りみち、違う小分け部屋から、ボソボソと扉の向こうで 一人用部屋から低い声の独り言が…………。
「ったく、ふざけんじゃねぇぞ」
「殺すぞ」
「ヒヒヒ…」
「刺すしかねぇな」
「やんのかこの野郎(笑)」
「イッヒッヒ」
「死にたいらしいな」
「クフフ」
カチャカチャカチャ カチャ カチャカチャカチャ……(←キーボード打つ音)
上が空いているんだから、筒抜け。聞いた途端 サーファー野郎 早歩きになる(笑)
階段を下りながら 「なんで 一人でパソコンに向かってしゃべってんの(汗)…うわぁあぁ……早くここから離れた方がマジいいって。」と大急ぎ。
独り言の内容的に、一体パソコンで何しているのかなぁ・・・??
でも、秋葉原とかでも見かけたことがあるけど、なんなんだろうね独り言良いながら歩く人(笑)いるよね(^^;;違う次元の世界に入りすぎて、わかんなくなってしまうのかな?
ちなみに、うちらが出た途端、若いカップルが入っていった。まだ上条の座っていたぬくもりがありそう・・・なくらい・・。上からモニターで見ているから、汚れてないとなれば、ちょっと拭きにくるとか片づけるなんてこともいっさいしないんだね。驚いちゃったよ。
経験値があがりました(笑)
里帰り、楽しんでみたいでよかったね~。
おいらも随分、漫画喫茶は行ってないよ。
もう5年以上は経つんじゃないかなぁ。
それにしても怖いのが、その一人ごと言ってる人。上条の兄貴じゃなくても早歩きしたくなるわい。(汗)
そういう人が、無差別に人殺したり、
犯罪に走ったりするのかねぇ・・・
くわばらくわばら・・・
◆シンタロー
独り言、言う人、オタクだけじゃないだろうけど、
いるよね・・・。なんなんだろうね(笑)
アキバやコミケだけじゃなく、ネカフェにもいるとは
思わなかったよ。
アニメや、マンガ相手じゃ 誰も教えてくれないし、文句いわないから、自分だけの世界でいられるし、おかしいことに気付かないんだろうね。箱の中の世界だけで粋がっている感じ・・・。