せつない・葛藤ものBL漫画 オススメまとめ☆

日記は 自己満足のたまものです☆ こんにちわ~!上条だよ!

スターダスト腐メモリー☆その2は 個人的 好きなBL漫画 BL要素のある漫画のまとめです。

なんだか、まとめてみたら、自分の好みはあきらかに「せつない、ホモ葛藤」ばっかりで(^^;;

スターダスト腐メモリー☆後編だったけど、もうタイトルもせつない・葛藤ものBL漫画 オススメまとめ☆に変えたw


前回に引き続き、あらすじがありますから、ネタバレしたくない方は注意して下さい(^^;;

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風と木の詩 1976年~1984年 (ホモ漫画と呼ぶには、、なんともかんとも、人生系)
第25回(昭和54年度)小学館漫画賞少年少女部門受賞だそうで(ググりながら打って 今知ったw)
ファラオの墓、地球へ、天馬の血族など 有名な竹宮恵子先生の作品。OVA化している。なぜか安彦良和先生が監督・・。絵は奇麗だけど、イメージビデオみたいで風木のお話が起承転結まとまってない)

上条の年代ではなく、もう少し上の方には、きっと知名度は高いであろう作品。
あたしゃがなぜ 知っているのか☆!それは、中学校の帰り、立ち寄った本屋で愛蔵版なるものが出ていて、なぜか、とても目について 中も見れない 内容もわからないのに、レジに持って行っていたのだ。絵柄的にも、自分の本棚には決して無い作品・・・。これは運命だね(^q^)

あらすじ☆ ))舞台は、19世紀末のフランス、アルルのラコンブラード学院の寄宿舎。主人公14歳セルジュは黒い肌、娼婦の子、いろいろ不幸があり、ここの寮に入れられる。真面目で 品行方正。

もう1人の主人公 ジルベールは白くて金髪、すごい美貌で、金持ちで性格はツンツン。まともに育ててもらえず 愛に飢えている。それはジルベールの親 オーギュも 残念な人生を送っているので、負の連鎖か、このオーギュも倒錯した愛情を持ってしまい "肉体関係"によって息子のジルベールを支配していたからである。

(レイ○したのは、ジルベールが7歳ぐらいだっけな・・?確認しないとわからないけど、今の時代で連載なら、発禁になるんじゃ・・・)

体を平気で売る、素行の悪いジルベールをどうにかしてあげたい真面目でまっすぐなセルジュ。でも、ジルベールは愛情の受け取り方を体でしかわからない。セルジュは 友達としての助言行動だけではジルベールを変えられない、距離が縮まらない。もどかしさも加わり、肉体関係に発展。

ジルベールは セルジュの本気を知り、素行をやめる。彼の中でセルジュの存在はどんどん大きくなるかわりに支配していたオーギュへの渇望は薄くなる。最初は オーギュが学校に来る度に、一緒にいたいのに~~!僕をこんなとこに閉じ込めて~っ!と渇望し やさぐれて素行が悪くなっていたジルベールだったが、オーギュに対して、「アデュ~オーギュ☆」と もう別にこなくていいよ☆!的なそぶりになる。

その姿に、オーギュは、ジルベールの異常な愛の求め方にヤバイと感じて、寮につっこんだのがきっかけだった癖に、ジルベールの自分の支配からの自立が許せず またジルベールを引き戻そうとするのだった・・・が!!・・・))


真逆だからこそ惹かれ合うようでいて、はたして本当に恋愛だったのか???と聞かれれば、肉体関係はあったものの セルジュはただ助けたい気持ちが恋愛感情とごっちゃになっている感じもあって、、、でも、大切に思う気持ちは確かなのだから、もう、どうでもいいことなのかな・・。当時は、中学生で、わからなかったけど、今読んだら またうけとるものが違いそうだ~。

結末はあまりに悲しいもの。泣いた。


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「天使にならなきゃ」(1988年)(この本はホモもあるが、一般男女もある 人生系、、かな)
「娚の一生」など劇場映画化されたりしている西炯子先生のデビューコミック。

まだBL漫画雑誌がなかった時代。ホモ好き女子は当時 同人誌と 耽美系小説中心雑誌「ジュネ」しかなかった。そんなジュネに掲載されていた作品の短編集。
この漫画に入っている読み切り「出口」は、上条の心を打った。

((あらすじ、、、って 読み切りで、さらに、上手いことまとめられない・・(^^;;5歳で親が死に、いいお家柄の池田家に引き取られた恵(ケイ)26歳。池田家の坊ちゃん(以下 池田)にあわせたお付き状態の人生できた。そんな恵は池田が好きだけど、一切そんなそぶりを見せていない。

坊ちゃん池田は弁護士になり、恵は秘書。池田は7年前に結婚して 奥さんがいる。しかし、奥さんと池田はうまくいかず、1年前からは別居しており、離婚を決めていた池田。そんな状態の中、奥様が9ヶ月目で子供が出来た事をいきなり知らせてきて、、、))

奥様の「いくら 貴方が優秀でも子供は産めないわよね、産んだらこの人は帰ってくるわ」「そしたら アナタは用済み。用済みよ」の言葉のインパクトや、池田「ああ、お前が女だったらなあ、、そしたら一件落着、、、」と小さくつぶやいて寝たその池田の隣で、息を殺して号泣する恵の姿。その表情、せつなさが画面からあふれてきた。

......一生 こんな思いをするのか...
......こんなに近くにいて、どうすることも出来ないまま....
..俺だけが...

、、、せ、、せつない・・・(´;ω;`)泣いた。

結末は 出たものの、ハッピーエンドとはいかず、恵は永遠に切ない思いを抱えながら、"近くにいられるだけ""自分だけには、愚痴をこぼしたり、素でいてくれる、支えてあげられる"というだけの小さな幸せを感じつつ 池田に仕えていくんだろう。
カップルにはなれなくても、譲れないなにかがあるのなら、それで一緒にいるというのなら、そういう形の人生もあるんだな~・・なんて勉強した。

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「雨に似ている」1991年 アニメ化した「Oh!ファミリー」「風光る」などの作者、渡辺多恵子先生の作品。

この作品は、先生の「はじめちゃんが一番!」という漫画に出てくるアイドル二人組の映画内容的位置づけらしいが、読み切りとしてOK。

あらすじ☆ ))熱血で元気サッカー少年のトモと 転校生の優等生 ちょっとクールで冷めたやせ気味の美男子の悠。
真逆なタイプだからか、ケンカが多く、仲良くはなかったが ある日 トモは 悠が心臓病で余命が短いことを知ri,
悠は 死を見つめながら、「自分の何の意味もない、つまらない人生が雨に似ている」と言い・・・・))

、、せ、、、、せつない(´;ω;`)

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さあ そろそろ、BL漫画雑誌が出てきて、「ボーイズラブ」というジャンルが確立した時代に 突入です!!

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コンプレックス 1996年  まんだ林檎先生の作品です。
これはBL漫画の中のレジェンド的作品の一つと言っていいものです。(言い切りますよ!!)小さい頃から始まり、おじいちゃんになってお墓に入るまでの「一生」が描かれているBL漫画がなんてありますか?ありませんね!?男女恋愛ものだって、普通、良い所の年齢が主で 老年とか、なかなか描き続けません。

幼なじみの男の子 達也と淳一が、小学、中学、高校、大学、別れ、就職、結婚、家庭、子供、第二の人生、子供の達の話・・・・

とまどいながら、葛藤、、一時のすれ違い、選択ミス、軽はずみな行動、その後の人生を大きな変化・・・・いろいろあったけど、よかったね・・と一生を描ききっています。

コンプレックスが載っている月だけ BEBOYの雑誌を買っていた自分。本屋でちょろっと、先に立ち読みしたら、淳一のゲイバーで泣くシーンだったので、あまりの淳一の可哀想なせつなさに 本屋で涙がポロポロ。泣いた自分に驚きつつ こんな所で読むんじゃなかった・・・と後悔しました(^^;;

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叫んでやるぜ!(1995~ 1999)フジテレビでドラマ化された『花のあすか組!』や『ロンタイBABY』などが有名な高口里純先生の作品。

あらすじ )) 童顔な33歳独身だけど、子持ちの男性の声優が BL作品の役柄が多くなり、よく相手役になる声優の男とくっつくまでの話!(他にも沢山あるのけど うまくまとめられない(^^;;)と、とにかく、せつない・悲しい!!っていうものより、恋に臆病な年齢の葛藤や、立場の葛藤ありの萌えもありの BL好きな方なら、誰にでもお勧め出来る作品(*^_^*)

先生のBLの男性キャラには「色香」という言葉がピッタリです。大人の静かな感じが色っぽいというか、なんだかウケの男性が異様に艶っぽいのです。なんでしょう この感じは(^q^)・・先生にだけしか出せない描けない 謎の色香です。

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いきなり、1996年から、2007年へ飛ぶ。
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以下は、新しめの作品で まだ手に入って買えるものだから ネタバレしすぎるのもいけないと思いますので(^^;;詳しい説明は省きます。

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櫻狩り (2007年~2010年) アニメ「ふしぎ遊戯」「妖しのセレス」最近アニメ化した連載中「アラタカンガタリ~革神語~」など有名な渡瀬悠宇先生です。うちの相方でも、「渡瀬悠宇......?」と 居間に本が置いてあったら、反応出来るお名前!

渡瀬先生といったら、ふしぎ遊戯の時から 私の回りでは言われていた「女性キャラより、男性キャラのほうが魅力的でかっこいい」その渡瀬先生の男性キャラが ホモしてくれるのですよ。BLというより、人生系です。お話もとても切なく、悲しく、丁寧で、絵も上手で、表現も上手。
単行本の作りもスゴく、カバーをはずしても、桜の印があって、丁寧で立派な「本」仕様。真面目な内容から、本から、こだわりを感じます。

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ヤマシタトモコ先生の作品 2007年
一般女性向け漫画「HER」「ドントクライ、ガール」で「このマンガがすごい!2011 オンナ編」の1位・2位を独占したり、女性向け一般漫画も描くヤマシタトモコ先生の作品。
とにかく、単行本が沢山出ているのですが、いろんなタイプの男性が描けます。せつないお話もあります。照れからの萌えもあります。ちょっと大人な恋愛が多いです。間合いや空気、言葉から感じるタイプの大人女性向けな漫画だと思います。

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日高ショーコ先生の作品 憂鬱な朝 (2009年~続刊)

好きだからこそ、ウソをついたり、守りたいからこそ、離れる、、いろんな思惑と恋心がクラクラ!上条は、3巻では せつなくなって泣きそうになり、4巻は あまりに萌えて 「ピャアッ!(///;)!」って言ってよろめき、その後 ずっとニヤニヤしていた程ですw葛藤、もどかしさ せつなさ イッパイ!
Bl以外の部分でも先が気になる お話自体もとても面白いです。華族や、子爵など、へえ、大変なんだな~、、なんて 勉強にもなりますし、絵も上手です!

花は咲くか(2009年~続刊)
こちらのほうが、オススメに多くあがっているのを見かけるので、こちらもゆっくりゆっくりすすむBLです。


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せつないよお~!もどかしいよ~!葛藤だよお~~!って以外に区分けしたオススメBL


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抱きしめてくれるなら(1997)
ドラマ化した『センチメントの季節』など、儚げな話から 明るいギャグっぽいもの、エロいものと、いろいろ描ける榎本ナリ子先生の作品。野火 ノビタのお名前は同人・BL時に使っているペンネーム。

あらすじ ))いけない関係性を脱出したいはずなのに、脱出出来ないお話。「ああ~!どうして~~!」と思ったけど、やはり抜け出せない、こんな痛みとエロが詰まった話があってもいいのでは☆先生のカラー絵は色づかいがとても奇麗で美しく 時に儚げ☆

余談)普通 同人作家さんも雑誌でデビューしたりしたら、同人活動をやめる人が大半で、続けてもオリジナル本だったり、自分の作品の本を出したりするだけになると思うのに、榎本ナリ子先生は今だちゃんと最近のアニメ作品などの"ジャンル同人誌"をやってる。

流行りの作品をエロすればいいや、とりあえず次はこの作品描いて本だそうwwみたいな 男性向けエロ同人誌によくあるパターンじゃなく、自分がハマッたジャンルで 何冊も出して数年はしばらく動かない同人サークルのある意味 正しい形というか・・

商業誌で一般漫画を描いていて、思いきりプロになっても 昔からの同人サークルとしての活動をし、その仕方を変えない。それを忙しい中、描き続けられるパワー、同人サークルファンを大切にする形とも思えて、尊敬します先生!


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愛とは夜に気付くもの(1998)
アニメ化した『西洋骨董洋菓子店』 賞を4つもとった「大奥」、一般女性向けの作品も描けるよしながふみ先生の作品。「愛すべき娘たち」とかも考えさせられてよいですねぇ☆

あらすじ))主人「、、もしかして結構怒ってる?」執事「ほう!素晴らしい!その程度の事は おわかりになる」な感じの 執事×主人です。もと、創作BLで出していた同人誌を本にしたもの。

いろいろ本がある中、こちらを上げたのは、丁寧な言葉の中に、Sっぽいものが含まれると自分はちょっと萌えるらしい・・・この時にはじめて少し気づいたので印象深いのです(^^;;w

先生の作品は、描き込みが少なく、すっきりしているものが多い。セリフから、空間から、間合いで空気や、感情を読ませるタイプを 当時 はじめて読んだと思う。女の子向け漫画は読んでも、OLとか、大人の女性が読む漫画は読んだ事がなかった。男性漫画にはあまりない、直接的じゃ無い遠回りな台詞 細かくいちいち説明しないで感情表現や、コマの空間、行動だけで裏の真意を読ませようとすることが多い感じっていうのかな。。


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In These Words  (2012年~続刊)
話・Narcissus 絵:咎井淳(Jo Chen)
アメリカ在住のおふたりがやっている創作BL 同人誌を日本語翻訳し BEBOYに連載、本にしたもの。

海外(アメリカ)サークルです。内容はサスペンスホモと題しておきます。ほわほわキュンキュンBLが好きな女性にはオススメ出来ません。血も多いので痛いのが大丈夫な方だけ。うわあ・・・(^^;;ってあたしゃも一巻はクラっとしたよw

一巻では、本当に痛いだけで、意味がわかりませんが、二巻になると謎がとけていきます。読んでて、海外ドラマのような展開だな、、と感じました。サスペンス的な流れも新鮮、絵も上手すぎ、さらに個人的には、大人な雰囲気全開の主人公「浅野克哉」が魅力的すぎます。画像向かって→右の眼鏡の男性。

しっかりしていて、一定のプライバシーの壁を作る。完璧主義な大人、お堅い職業、眼鏡 異様に落ち着いた口調、スーツ 頭がいい、ものすごく自分にすごく自信がある所や、雰囲気もかっこよく、、、、、
こんな性格だけでも、クラクラしますが、さらに容姿もスゴイ。

イケメンとか別に興味はない上条なのですが、絵が非常に好みです。女性が描いているとは思えない(男性の方だったらすみません!)かっこいい線、力強さ、カクカクさ、腰回りのしっかりした肉付き、スーツのズボンや、腰のライン、、一番は浅野克哉の「しびれる目線」です。画集を出してもらいたい。

さらに、言動もツボです。
「最初に言っておきますが、私は~~が嫌いですから、気をつけて下さい」
「アナタのSE○・・まだまだ勉強が必要ですね」
「私は自分に自信があります。」
「私は、男には困っていません」

......的な 事を言うんです。(台詞はそのままじゃないです)
おわ~~!!なんてこった~~!!!
すごく自信まんまんな、Sっぽい雰囲気なのに、責めかと思いきや、主導権を握る「Sのウケ」上位なんですよ。
自信があるタイプは攻めキャラになりやすいですが、これはウケ。

あ、これはこれでいいものですね・・・・( ゚д゚ )

これまた新鮮。
浅野克哉のイラストでうちわを作って 遠くから(恐れ多いので)「か・つ・や!か・つ・や!!(浅野!浅野!でもOK)」とふりたいレベルですw

なんだか、変なテンションになりましたが、、終わりですw

誰もついてこれないレベルですね(^^;;スミマセン・・・

このブログ記事について

このページは、が2014年7月 8日 14:37に書いたブログ記事です。

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