職場の送別会

まだちょっと勤務の日はあるんだけど、送別会とまあ、遅いけど
新年会をも含んだ会が今日、あった。

幸せになってよ 寂しくなるよ こんなことあったね なんて
職員が ビール片手に上条の所に回ってきてくれた。

上条は苦いから飲めないビールだけど、お酌しにきてくれるから
ちょこちょこ飲んだ。

その時は 「ありがとうございます。」とだけ 笑って返した。

普段の席では、関係ない話をしながら、時を過ごした。

思い出話なんてされると 泣き虫な私は
途端にこみあげて泣けてくるので、極力話さない。

カラオケをみんな歌い出した。
こういう飲み会や新年会など、おばさんちが踊ったり歌ったり
楽しそうにしてくれる。
上条ちゃんも、歌ったら?と歌本が回ってきた。
私は今まで、こういう席で歌ったことない。
でも、最後だな・・・なんて思ってふんばって 歌うことにした。
なにを歌おうかと思う・・・。浮かんでこない。
結婚の歌・・・・?・・・
一番にシュガーの”ウェディング・ベル”が浮かんだ。
こりゃ、セリフが「くたばっちまえ! ア縲懊€懊€怎<刀vで失恋ソングで
ダメだ・・・。
難しくなく、出来る限り有名で、歌って簡単で、
オバサンちにもウケの良さそうな 過激でない・・R&Bちっくな
ノリでもなく・・・と3分ぐらい考えた。

平松愛里が浮かんできた。

平松愛里の結婚ソングといえば、「戻らない道」これしかない。
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=35245&title=%CC%E1%A4%EC%A4%CA%A4%A4%C6%BB&artist=%CA%BF%BE%BE%B0%A6%CD%FD&ss=%CA%BF%BE%BE%B0%A6%CD%FD&sk=%CA%BF%BE%BE%B0%A6%CD%FD
これは、ミュージックステーションで結婚が決まった平松愛里が
そのために作った曲。最後 泣いて歌っていたのをみて
ものすごく感動して上条は とっととCDを買ってしまった思い出の曲だ。
コレをカラオケで歌うと、本当に泣けたりする。

・・・・泣いては・・・イカンじゃないか!
とっさに、「部屋とYシャツと私」に予定を変更した。
http://www4.plala.or.jp/hiro_k/Diary/D0201_grap/kashi.htm

アニカラの時は全然 平気なのに、さすがに前に出て マイクもって
声だしたら、出だしふるえた(^^;)
何年ぶりに歌ったろうか。本当にこの曲はうたいやすい。

どうにか歌いきった。選曲的に恥ずかしかった。

席に戻ると、みんな、上条の声に驚いていた。
地声は、低いし・・・・。
癒やしボイス!優しい声だね縲怐I かわいすぎる!声高い! 知らなかった驚いた!
など、ちょっともてはやされた・・・。

恥ずかしかった上条は そんなことないですと、下むいて手でぶんぶんしてた。

送別会は なにごともなくどうにか終わった。

帰り、飲み屋から駅まで送迎バスが出てくれるというので
それにのった。
上条は、一番うしろに一人乗った。
前には 職場のみんなが 乗っている。みんなを一人、見渡せた。
なんか、一歩引いた目で みんなをみていた。

元気でいきのいいおばちゃん 杉ママ。
がんばりやで一人動きまくりすぎてしまう 浜ちゃん。
よく一緒に帰ったり 漫画を貸し借りした 鈴木くん。
上条を よくかってくれた婦長。
要領の良すぎる 看護婦のカズコさん。
勤務中 本ばっか読んで どうしようもなかったドクター・・・・ETC

・・・みんな・・みんなが 見えた。
みんな、もうすぐ、会えなくなるな・・。

あ!ヤバイ!

一瞬そんなことを考えてしまった。

終わりまで考えないようにしてきたのに、、、。
会が終わったら 気が抜けた?。。。

でも、誰も後ろにはいなかったら バスから
外を見ながら静かに泣いた。

いろんな思い出を 思い出さないように。最終日までは・・。

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このページは、が2005年1月24日 22:39に書いたブログ記事です。

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