お父さん

結婚のことを ちゃんと知らせた方がいいと
言われ、15・6年ぶりにお父さんに電話した。

すごい動悸がするくらい緊張した。

声が かわっていた。なんか低くなって少しかすれている
ような感じになっていた。
上条は勝手に内心

籍は離れたとはいえ、父親として娘に会いたいとか娘の声がきけて
うれしいとか、年齢もいったしなんかさびしくなってきたんじゃ
ないかとか・・・なんか・そういうのあるとおもっていた。

現実 そんなものはなかった。
勝手に想像した上条がバカだった。

なんて名前になるんだ?とか なんにも聞かれなった。
「なんのよう?あ、それだけ?じゃ。」

そんな感じで なんにも聞かれず 元気でやっているか?
とか、久しぶりだな縲怩ニか なんか声でもかけられるかと思ったのに
なんにもなかった。

上条だけが
「お父さん、、、元気でやっている?・・・」
「体調とかは・・平気??」
「、、まだタバコ吸ってるの?、、」

ぽつんぽつんと 震える声で言っただけ。

そっけなく、その電話は終わり、ほかの話題もないまま切った。

嬉しそうでもなんでもなかった。

勝手に 想像していただけ。

電話切ったあと 泣けてきた。
すこしの間があったあと とたんに号泣した。
なんでか足に力が入らなくなって 座り込んだ。
まっすぐ歩けなくなった。

ずっといい風に 思いすぎてたのかな・・・・。お父さんのこと。
なんでかはわからない。

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このページは、が2005年3月 7日 00:15に書いたブログ記事です。

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