鼻血大暴走

 



上条は悪い血がたまっているのか、よく鼻ぢを出します。夜勤明けの朝とか
興奮しすぎて出した事もある(笑)

何年か前に、困った鼻血があった・・。


夕方、つ~と出たから、鼻水か(?_?)と思いきやそっと手でぬぐって
ギョ!!とする。おっとっとこりゃ鼻血だ・・と上むきながらあせる・・。

まあ、このくらいのことはいいのだが、その出続けること 出続けること・・。

夕方、4時30から、0時をこし、朝方の5時をこし(12時間経過)
そしてしっかりと止まったのは次の日の昼なのである。

20時間ぐらい出ていたことになる。


・・・・・ちょっと出過ぎちゃった☆テヘッ所ではない。


貧血ぎみの母が「血がもったいないから、飲みなさい!!あ~~~こんなに
だして、もったいない、もったいない。。」とつぶやいた。

上条はまずいし、気持ち悪いから飲みたくはないし・・・。
あまりにとまらないわ、最初右だけだったのだが、右に栓をしたら
あっという間にコヨリが真っ赤になるので、間に合わなくなり
指で栓をしたら、左に流れてきた(爆)

そして、途中から血の流れを発見した鼻血達は、両方の道を活用する事に
なり、両鼻になってしまった。両方指で押さえてたら
鼻血で鼻がおぼれたのか、えらい、ツーンと鼻が痛くなり自滅。

ちり紙もまかなうのが大変で、鼻の上のほうでは氷をあて、
なんだかとても忙しい。
 

いいかげん3時間ぐらいやると、嫌になってくる。



「あ~~……なんでとまんねんだよォ・・・いいかげん出過ぎだろォ…オイ…」
すっかり、口調は、男言葉になり、疲労を隠せない。息苦しい

栓をしていてもすぐだから、他に何も出来ないまま時間のみすぎていく。 

でつづけてから、6時間経過・・・。
ちり紙がいやになり、コップを鼻に当て、勝手に出てろや・・。という
気分になってきた。 鼻血貯水大作戦だ。

しかし、鼻で息をするから、フンフンと鼻息で鼻血が、コップに落ちながらも
周りにも飛ぶのが判明し、断念せざるえなかった。

夜中、ダイブ、量がへったのか、氷のおかげが押さえているちり紙の
交換頻度が減ってきた。
「やったそ・・この調子だ・・」と深夜TVをみながら闘いつづける・・。

すると、明け方ホントに出なくなってきた。
朝日とともに戦い疲れた戦士にも休息が・・(T-T)

鼻の穴に指をちょっとだけ ふれてみると・・・


”プヨン プヨン・・・”


は?( ゚Д゚)??


”プヨン プヨン・・・”



・・・・・こ、、これはッ!!(汗)




グミみたいな感触になっている・・。(本当)


鼻血グミだッ!


まだ、グミと穴の隙間から血が少量出ているが、グミ状に固まった。
血の凝固する性質がこんな所でありありと・・。

これは流石にびっくりして、 
「こんなことってあるもんだな(゚∀゚)!!オイ!アッハハ」
なぜか、笑ってしまった。だいぶ、頭がおかしくなっているからだろう・・。

しかし、この鼻血グミ、鼻の穴奥深くまでみっちりとグミの様子。
一生栓されたまま、生き続けることになるんじゃなかろうか?

・・どうしよう(T-T)

思考回路は、すっかりおかしくなっている。

まてよ、これがもっと固まったらどうなる??
穴の奥深くまで、みっちりと固まったらもう、、、撤去作業は
炭坑の穴掘りのように、サクサクと崩しながら突き進まなくては
いけなくなるんじゃないだろうか?


・・・・・・・・まだ、硬くなく柔らかいうちにすっきりした穴にして
おいたほうが後が楽そうだ・・・。

指で鼻血グミをつまんでみる(端から見ると鼻毛を抜いているような図・・・)
引っ張るが びくともしない・・・。


もうすこし多くつまんでみる・・。



”ムニ・・・”



お?



プチンッ!!”


?(゚Д゚;な!




プチンとゴムのように、戻りやがった・・・。


ますます、今後がおそろしくなり、どうにかできないものかと
あせる上条。


しばらくして


超巨大 血の塊が、摘出された。

抜く時も、最初はグミだが、最後の方はよくある血の塊となっていた。
ズルリと奥のほうから、ひきだされていく感覚があり
途中で、”え?まだ、繋がっているの?”と休憩したくなるくらいの長さ。 
20センチぐらいで途中は幅、3センチぐらい。レバーのよう。

しばらくかざっておこうかってほどの代物で、一生に生きているうちに
このレベルの鼻血グミを拝められる人間は、決して多くはないだろう!!と
言い切れるものであった。ちょっと感動にも似たような気持ち。

母にみせにいったら、「ふあああ~~~ぁ~~」と声にもならない
声をだしながら、クラっときたらしく、床にくずれる始末。

こんな、鼻血でちなみに仕事をやすんだ(笑)
そして、一応とまったけど、病院にもいった。

カルテをかきながら
先生「へ~~鼻血をねぇ~~で、いつからいつまで・・」

上条「昨日の夕方、4時30分ぐらいから、さっきのお昼までです」

 


先生「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」

 


先生「血圧計持ってきて!(汗)」



・・・・

しかし、なんにも異常ありませんでした。う~ん、あの鼻血は忘れられない・・。


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