初めて頭がプッツンした日。

 


これは上条が中学一年生の夏の時の話です。

上条は一年の時、演劇部に 入っていました。
部員達の仲は 今考えて見るとあまりよくなく、部長は高校3年で
(上条は私立の女子校に入っていた)部長ではなく、
なんだかドラマに出た事があるらしい別の高3の先輩が仕切っていました。


文化祭にむけてとかの練習も全然動き出さずなんだか、
歴代(OB)の残していった台本を読んだり、早口言葉の練習をしたり、
パントマイムをしたりしてるだけで、なんの目的もないまま月日が流れていた。


 そんな演劇部に夏休みが近づき、ナント夏休みの間部活があるというのです。
こんなぐ~たら部のくせに夏のクソ暑い中、学校に来いと??私は耳を疑った。



”夏休み中、早口言葉としらけたパントマイム?オーイ 誰か来てくれ~”


そんな 心の叫びを押し殺し、しぶしぶと学校に登校…。


そんな夏休み 部活第一日目にして、
上条にとって最後の演劇部活動になったのです。



先輩「では、まず 学校校内をマラソンします。」


…っへ?先輩の言葉に驚く上条。


先輩 「演劇部員たるもの、体力をつけねば成らないッッ!!」

いままで、まったくそんな事を行ったことナイ…。
急に 突然…。


先輩「マラソン開始~~~!」



ナヌーーーーー(゚Д゚) !!!



先輩「階段の昇り降りー往復はじめ~」


ワヒ~~!!今までのグータラ部が豹変。


先輩「声出しながら腹筋200回!!!」

NO―――!!!




さんざんな一日が終わり、くたくたで自宅ヘ。



次の日=案の定筋肉痛。両足、おなか。おなかはとくにキツく、部位的にも体の真ん中
     なので、笑ったり起上がったり何をするにもひびいてつらい…。


2日目=いまだどこも軽くならず。続く筋肉痛…。


3日目=軽くならず。続く筋肉痛…。


4日目=足のみ軽くなってきた。おなか、まるでだめ夫。続く筋肉痛…。


5日目=てんで軽くならない筋肉痛に腹が立ってきた。いままでのストレスもたまっって
     きていた。


6日目=足は完治。おなかのみ継続。この日TVではひょうきん族が!!!

上条は悩んだ。

その当時必ず見ていた番組だったのだが、いかんせん
お笑い番組。おなかの筋肉痛はまったく治っておらず、痛みが走るだろうと
言う考えは試す前から明白。


しかし、我慢しきれず上条はチャンネルを8チャンに合わせた。



しばらくして、笑いをこらえる上条の姿が…。

”あ~痛い、でもおもしろい…イタッ…イテェ~…アハハ…ヒ~どうにかしてよ”



そんな状態がちょっと続いたあと、なにかが上条の中できれた。




「アッハッハッハッハッハッハッハッハ~
ヌヒーーーー!!!!
ウッヒッヒッヒッヒ ーウヒーー!!
キイィ~キッキッキッキッ
ムフフフフフフフフフフフフフフフ…ああ 痛い、
イタイタタタタタハハハハハハ~~~死んじゃううぅ…」


痛さとおかしさで頭はパニック、もう我慢しきれなくなって、ストレス大爆発。
床をドンドン叩きながら狂う。

 

母「わぁッ!!なにアンタ どうしたの?!(汗)」

変な上条に焦って、飛んできた母。



しかしそれも…

上条 「アハーーーッ!お母さんの顔おかしいっ アハハ~~~~」


なんか、お母さんの顔みてても、えらいオカシイのだ。

母「なんなの?エヘラエヘラ笑って 気持ち悪いッ
頭おかしくなったんじゃないの?!」



上条 「ぅひゃあ~あ、イヒヒヒヒヒ~~~~~~~」



となり何がおきてもおかしいお年頃が、早くもやってきてしまいました。



上条は精神的忍耐力が乏しいようです。
いままでにこのように切れた回数は5回ぐらい あります。
人間限界までくると、笑うしかない。ほんと。

 

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